2025.01.23 自宅日記
こんにちは。会澤工務店の小谷野です。
ここでは会澤工務店で新築した家に住んでいて気づいたこと皆様にお届けします。
本日のテーマは床材。飛んで生活しない限り床に触れない日はありません。自宅は「杉の無垢床」を採用しました。
会澤工務店では信州産のカラマツかこの杉の床が多く採用されます。
カラマツの特徴は、節が多いこと。この節は枝が生えていた所です。この節も生き節と死節が存在し、死節は細胞組織が枯れ、触るとボロボロと落ちていきます。死節は予め人の手でうめられます。
節が多いことで、少しカジュアルな雰囲気を演出できます。硬さは杉などと比べ硬いです。経年変化できれいな飴色に変化していきます。
弊社が採用している杉床材は熊野杉です。杉はとても柔らかく、感触があたたかいです。木には夏に成長する夏目と冬に成長する冬目が存在し、夏目はとても柔らかく、傷つきやすいため、予め夏目をサンダーで削り落とします。この仕上げを「浮づくり仕上げ」と呼び、凸凹した触感は足裏に心地良いです。経年変化で少し黒くなります。
自宅は一階を杉、二階をカラマツで使い分けました。
今は一階で生活することがほとんどなので、杉の感想をお伝えします。
「本当に採用してよかった」と思っています。夏のじめじめした時も裸足で歩いてもサラサラです。冬の寒い日も保温効果が高く、裸足で歩けます。
同じ目の床がなく、単調的なデザインにならず、飽きも来ません。
子どもも喜んでいます。(私が察するに!笑)走り回るときも滑らず、転んでも柔らかいです。
無垢の床で「傷は大丈夫か?」というご質問もいただきます。傷がつくか、つかないかでお答えすれば必ず傷つきます。傷をつけたくないという方にはお勧めできません。無垢床を採用する際は「傷とどう付き合っていくか」という価値観が大切です。傷がついても目立たなくなるのも無垢材です。気にならなくなります(感想です笑)どんなものでも傷はつきます。傷を楽しむくらいでいることをおすすめします。
息子がトミカなどおもちゃで遊んだ床です。正直新築時は傷に敏感でしたが、今は全くです。たくさん遊んでくれたな思います。
また、水に弱い性質もあります。ただワックスがかかっているので撥水します。
このまま放置するとしみこみます。透明の水であればシミにはなりませんが、他のものはシミになります。
お掃除は普段は掃除機のみです。少し黒ずんできたと思ったら、ワックスに汚れが乗ってしまった場合が多いです。メラニンスポンジできれいな水でこすればワックスと汚れが落ちます。その上から再度ワックスを塗布してください。
床は家の面積を占める割合が高く、雰囲気を決定づけます。杉は節がないので、和風でも現代風でも合います。
弊社の二つのモデルハウスではカラマツと杉の床材を体感いただけます。
是非お越しください!!