2022.06.03 スタッフブログ
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
会澤工務店もSDGsの取り組みに賛同し、このまちの暮らしを紡ぐ住まいづくりを通じて、持続可能な世界の実現に貢献してまいります。
「本当に良い材料」とそれを扱う「腕のある職人」。どちらが欠けても「良い家」は出来上がりません。会澤工務店は一人の大工から始まった会社です。長く安心して住める家づくりを目指し、創業者は良い材料を求め全国を歩き回りました。家の持ちや安全性を左右する構造材は、住んだ後から状態の確認、交換が困難な為、特にこだわり抜きました。
会澤工務店ではJAS製品として認められた山長商店の国産材を構造材として使用しています。山長商店では植林から製材までを一貫生産することで高品質な紀州材を提供し、長く安心して住める家づくりを支えています。
山長商店では、環境問題を考える一旦として木材乾燥器の熱源を灯油から自社製作工場で発送するバイオマスエネルギーへの切り替えを順次進めています。
また、国産材の家に住むことは持続可能な循環型社会の実現にもつながります。森で育った木は、大気中から取り込んだ二酸化炭素(CO2)を固定し、成長と共に固定量を増加させていきます。
その後、伐採・製材された木材は、柱や梁など建築用の部材として使われますが、このとき炭素はそのまま木材の中に蓄えられるため、『木の家』を建てると街のなかに、“第2の森”をつくることになります。
森林を正しく管理して、木材を有効活用する。もちろん伐採した後は、必ず新たな苗木を植えて適正に管理する。こうしたサイクルを継続し、木材を活用することが森林を維持し、地方の雇用を生み出し、ひいては地球温暖化防止をはじめ環境の保全や水源のかん養などに繋がります。
『木の家に住む』ということは地方の森が都市の生活を豊かにし、都市の市民が地方の森を育てることにつながります。
会澤工務店の家づくりでは、まず初めに自然に寄り添うことを考えます。空調などの機械に頼る前に出来ることは何か。それは注文住宅だからこそ実現できる設計と素材の工夫そして家の性能があげられます。
土地の条件に合わせた光や風の取り入れ方や軒の出を考えた日射取得計画や、自然素材が持つさまざまな作用を活かした室内環境、家そのものの気密性や断熱性能を高めることで自然に寄り添ったシンプルな生活の基盤が出来上がります。その上で空調に頼ることで、機械に依存しない持続可能な生活に繋がります。
よりよい品質、サービスのために、会澤工務店と職人が、良い点・改善すべき点を共有し、勉強する場を設けています。会澤工務店と職人がひとつのチームとなって、お施主様とともに家づくりをする。その気持ちを忘れずに、常に向上心を持って家づくりに向き合っています。
技を受け継ぐための、若い職人が減少している現状にも目を向け、会澤工務店は大工を中心とした社員としての職人の採用にも取り組んでいます。長く安心して住むことのできる家を、変わらない品質でご提供し続けること。さらに、家のお引き渡し後に万が一何かあったとき、リフォームを考えたときに、変わらない技術でご対応させていただくこと。そのためにも、職人の育成が大切だと考えています。
併せて、女性社員の採用や男性社員の育児休暇制度、家族手当、有給休暇取得の推奨など建築業界の多様性の尊重と社員が働きやすい環境づくりに今後も力を入れて参ります。
更に、新たな知識や技術の習得に関心のある社員に対し、人材開発支援としての成長補助や、女性の現場監督の採用も充実させて参ります。
会澤工務店では、家を建てていただいたOBのお客様との親睦会や近隣の小学校にて木工教室、租税教室を行うなど地域交流を積極的に行っております。家だけでなく会社自身も長く安心して任せていただけるよう、お客様や地域の方々との情報共有や意見交換を大切にしております。
更に、SNSやお客様と会社を結ぶミニ新聞の発行など情報発信にも力を入れ、お客様に選ばれるサービスを身近に提供できるよう日々取り組みに力を入れていきたいと思います。
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